禁煙外来について

このエントリーをはてなブックマークに追加

・禁煙外来とは?

淀縄医院では平成31年1月から禁煙外来を開始いたしました。喫煙習慣を止めたいと考えている方を対象とした専門的な治療を行います。禁煙治療では、患者様の喫煙歴をしっかり把握したうえで、禁煙補助薬を処方します。そして経過を観察しながら、生活指導を含めたアドバイスも適宜いたします。
ご希望の方はお気軽にご相談ください。

・健康保険が適用されます

当院の禁煙外来は健康保険が適用されます。ただ、治療を受けるには一定の要件があり、初回の診察で医師が確認します。その結果、要件を満たさないと判断されたとしても「自由診療」で禁煙治療を受けることは可能です。
健康保険で禁煙治療を受けられる方は以下の通りです。
  • ニコチン依存症を診断するテスト(TDS:Tobacco Dependence Screener)で合計5点以上
  • 35歳以上の方でブリンクマン指数(1日の喫煙本数×喫煙年数)が200以上(例えば、25歳から1日15本喫煙している45歳の人なら、15(本)×20(年)=300であり、対象となります)
  • すぐに禁煙したいと考えていること
  • 医師から受けた禁煙治療の説明に同意し、説明内容に納得された時は、文書で同意(サイン等)すること
※過去に健康保険等で禁煙治療を受けたことのある方の場合、前回の治療の初回診察日から1年が経過しないうちは「自由診療」となります。

ニコチン依存症を判定するテストTDS(Tobacco Dependence Screener)

(はい:1点、いいえ:0点)
  • 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
  • 禁煙や本数を減らそうと試みて、できなかったことがありましたか。
  • 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
  • 禁煙したり本数を減らしたときに、次のどれかがありましたか。(イライラ・眠気・神経質・胃のむかつき ・落ち着かない・脈が遅い・集中しにくい・手のふるえ・ゆううつ・食欲または体重増加・頭痛)
  • 上の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
  • 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
  • タバコのために自分に健康問題が起きているとわかっていても、吸うことがありましたか。
  • タバコのために自分に精神的問題(神経質になったり、不安や抑うつなどの症状)が起きていると分かっていても、吸うことがありましたか。
  • 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
  • タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。

・禁煙補助薬「チャンピックス(飲み薬)」

当院では禁煙補助薬として、「ニコチン切れ症状」(イライラ感や焦燥感など)を軽減するほか、タバコをおいし 重い病気にかかったときに、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。 く感じにくくする「チャンピックス」という飲み薬を処方しています。 禁煙開始予定日の1週間前から服用を開始します(1日2回食後)。飲み始めの1週間はタバコを吸いながら服用し、8日目に禁煙を始めます(タバコを自然に吸わなくなったような場合は、8日目を待たず、早めに禁煙に入ります)。治療は、12週間の禁煙スケジュールで5回来院していただき診察を行います。途中で服用をやめたりせず、医師の指示どおりに服用を続けてください。

・費用について

禁煙治療(自己負担3割として)は、目安としては8~12週間で13,000~20,000円程度です。1日1箱喫煙する方なら、8~12週間分のタバコ代よりも、保険診療で禁煙治療を受けた場合の自己負担額のほうが安くなる計算になります(詳しくはお問い合わせください)。