ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法

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2014年、はじめて スギ花粉症に対する舌下免疫療法が保険適応となりましたが(詳しくは本ホームページを参照下さい)、2015年にダニ抗原によるアレルギー性鼻炎に対する舌下投与の減感作療法(アレルゲン免疫療法)が保険適応となり、ミティキュア舌下錠(鳥居薬品)が発売となりました

ダニ抗原によるアレルギー性鼻炎とは?

室内塵ダニアレルギー性鼻炎は、室内塵ダニに対するアレルギーが原因となって、くしゃみ、鼻漏、鼻閉、掻痒感などの鼻症状が発現する疾患です。塵ダニにはヤケヒョウダニコナヒョウダニの2種類があり、屋内にはどちらのダニも多く存在します。ハウスダストも98%以上がこれらのダニであり、ハウスダストとダニはほぼ同じと考えられます。

アレルゲン免疫療法とは?

減感作療法とも呼ばれ、アレルギーの原因であるアレルゲンを少量から投与していくことで、体をアレルゲンに慣らし、アレルギー症状を和らげる治療法です。アレルゲン免疫療法の特徴は

アレルギー症状を治したり、長期にわたり症状をおさえたりする可能性のある治療法です。
アレルゲンを投与することから、アレルギー反応がおこる可能性があり、まれに重篤な症状が発現する可能性があります。
治療は長期間(3~5年)かかります。
すべての患者さんに効果が期待できるわけではありません。

舌下免疫療法とは?

アレルゲンを含む治療薬を舌の下で数分間保持することでアレルギー疾患を治療するアレルゲン免疫療法のひとつです。

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ミティキュア舌下錠について

ミティキュアは、ダニを原因とするアレルギー性鼻炎に対する舌下投与のアレルゲン免疫療法です。

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ミティキュアによる治療が受けられない方

次のような方は、ミティキュアによる治療をうけることができません。

アレルギー性鼻炎の原因がダニではない方
このお薬でショックをおこしたことのある方
重い気管支喘息の方

ミティキュアの副作用

服用後少なくとも30分間・服用開始初期

主な副作用

口の中の浮腫、かゆみ、不快感、異常感
喉の刺激感、不快感
耳のかゆみなど

重大な副作用

ショック、アナフィラキシー

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治療のスケジュール

ダニアレルギー性鼻炎であることが確認できたら、最初の1週間は3300JAU錠を、2周目以降は10000JAU錠を1日1回1錠服用します。

初回は医療機関で服用し、2日目からは自宅で服用します。

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服用方法

1日1回、ミティキュアを舌の下に置き、1分間保持した後、飲み込みます。

その後5分間は、うがい・飲食を控えます。

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ダニアレルゲンの回避方法

治療以外でも以下の方法を参考にして室内や寝具のダニの除去・回避を実施しましょう。

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当院はダニアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法相談施設として紹介されています。

ダニアレルギー性鼻炎に対する舌下免疫療法相談施設

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